コロナ禍の今。気になる香り。


今だからご紹介の”ACETO AROMATICO アチェトアロマティコ”


フィレンツェの世界最古の薬局といわれる”サンタマリアノヴェッラ”が販売している商品で、説明書によると芳香ビネガー(芳香酢)と。


ニオイはまさに「酢」。

ツーーーーーーーン。

とにかく超絶新体験。

一気に脳天が開くような。

目はパチパチ。全身の毛穴もぜんぶ開きそうな強烈なニオイ。



ウワサにきくコチラは、ニオイを確認してから買いたかったので、夜の街歌舞伎町がすぐそばの新宿伊勢丹へ。

ショップレジ前に置いてあり、店員さんが「気付け薬です。注意して嗅いでください」と手渡してくださいました。

※気付け薬は、気を失いそうな人や失神した人、スポーツ選手が倒れそうなときや気合を入れるときに嗅がせる化合物(Wikipediaより)


ACETO AROMATICOは「7人の盗賊の酢」として伝わる香り。

一度聴いたら忘れなさそうな変な名前ですよね~


このニオイにはある逸話が・・・


ペストが大流した中世。

ヨーロッパの1/3が死んだといわれる黒死病。

フランストゥールーズの街に、7人の盗っ人たちがいました。

誰もが恐れる死の病ペストなのに、その盗っ人たちはどんな家に盗みに入ってもペストにかかりません。


ある日、御用となり、理由を問いただしたところ・・・

彼等は体中に秘薬を塗っていると白状。

それが「7人の盗賊の酢」です。


7つ成分からなるこのビネガー。

7人のそれぞれがただ1つの成分だけを知らされ、ほかの6つの成分を知ることはできなかったというまさに秘薬。

そうすることで貴重な調合秘密が守られました。


はて。この秘薬を取りまとめて作っていたのは誰なのか。。。

はたまた。この秘薬のおかげで盗賊たちは仕事ができたという事実は、良いのか悪いのか。




この話は、一説によると「四人の盗賊の酢」とも言われます。

4つハーブはローズマリー、セージ、タイム、ラベンダー(諸説あります)。


アロマテラピー検定公式テキストには「4人の盗賊のビネガー」として4種の精油を使ったレシピが載っています。

ご興味がある方は、そちらを参考にされてはいかがでしょう。




ACETO ARIMATICOは精油と思って鼻を近づけたら、ひっくり返ります。たぶん。

というか、睡魔に勝ちたい学生さんや、仕事にスイッチいれたい人の特効薬になるかな?




そして私的には4人なのか7人なのか・・・も気になる。

暮らしに香りのひとときを

matricariaマトリカリア. です。 日々の暮らしを丁寧にすることで整う気持ち。 アロマの香り、ハーブの香り、キッチンの香り・・・ 好きな香りと過ごす小さな幸せをお伝えしています。 ご一緒に香りのひとときを。

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